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株式会社 リークラボ・ジャパン

株式会社 リークラボ・ジャパン

人事担当

​小西 翔太 様

2022年7月

株式会社リークラボジャパン 入社
人事部 人事担当 就任

 

カイシャの育成論について



————最初に、人材育成の取り組みや考え方について教えてください。



株式会社識学様にコンサルに入っていただいていて、今まさに教育・研修や人事制度の改善を進めている最中です。 


研修で言うと、例えば識学様のプログラムの中の動画研修を実施しています。

動画は「プレイヤー編」、「マネージャー編」と分かれているのですが、どちらも基本的に「人として」「ビジネスパーソンとして」どういった考え方が必要なのかといった内容になっています。

「識学」とは人間の意識構造を解剖した学問である「意識構想学」のことらしく、経営層や管理職向けの内容でもありますので、そもそもの働く意義やお金をもらう事に対しての考え方、「評価は自分でするものではなく上司がするもの」といった、意識改革をするような内容もありますね。 


他にはメンター制度も取り入れていますし、あとは「どういった評価基準にするのか」といった人事制度の改善も行っている途中です。


 中途採用など人材の発掘に関しては、「いかに会社の文化とマッチしているか」といったところを大事にしています。

育成に関してはまだまだ発展途中ですが、「会社の文化とマッチするとは?」「文化を継承していくためにどういう育成をすべきか?」といった具体的な基準作りや育成方法の確立にも、今後力を入れたいところですね。



————研修では業務内容というよりは「マインド」面をはじめに教えていくという方針なのですね。そのような教育方針を取り入れた経緯や想いなどはございますでしょうか。



そうですね、正確に言うと、「マインドが先」というわけではありません。

業務とマインドを並行して教えていっています。

業務を教える中で、「この業務にはこういった意義があるんだよ」ということも一緒に伝えるといった流れになっていますね。 


実施し始めたのは1年ほど前からで、ちょうどその頃、組織構造に課題を見つけた時期でした。

当社の代表が京セラ株式会社の稲盛和夫さんが塾長を務められた盛和塾から学びを受けておりまして、その「稲盛経営哲学」と、ガバナンスやマネジメントの考え方も学べる「識学」がマッチしているという事がきっかけで取り入れることになり、マインド面を教育することを大事にしています。



————そういったマインド面を教えていく中で大事にされている想いはございますでしょうか。



「利他実践」という考え方を大事にしています。

「自分のためではなく他人のために」「他責ではなく自責で」という想いは会社全体として強いですね。

識学の考え方においても「他責は成長を阻害する」と言われていまして、社員みんなが「自責」となって、「成長」することこそが、今の事業を安定成長させるだけでなく、新しい事業を産んだり、事業を通じた社会課題の解決に挑戦したりしていけるようになると思っています。



事業内容について



————貴社のホームページにて「『漏れ』を最小にするスペシャリストです」と拝見したのですが、どういった事業を展開されていますでしょうか。



まず、国内での事業についてですが、工場を持たれていて、製造業や自動車整備業をされている企業様に向けてBtoBで事業を展開しています。

工場を動かすには、油やガス、水、空気などを使います。

それらの漏れが出ないよう対策し、解決することで、-100の漏れ・無駄があるとするならば、ゼロに近づけていく、といった事業で、具体的にはあらゆる漏れを見つける、リペアする、そもそも漏れないようにする、など多方面からソリューションを提供します。

自動車整備業向けで言うと例えば、エアコンからの「漏れ」を防ぐことでエアコンの効きを良くしたり、エンジンオイルの漏れを止める添加剤を輸入販売したり、新しいものを開発したりして少しニッチなところを攻めた事業かなと思います。


 また、海外事業も展開しております。弊社で取り扱っているブランドの商材を海外に輸出したり、逆に輸入して国内で販売したりといった事を行っております。



————こういった「漏れをなくす」というニッチな事業をはじめられた経緯を教えてください。



もともと先代の代には海外の「漏れを見つける」ような商材を取り扱っていました。

そして、今の代表(2代目)である物部の代になった際に、自分たちは「どういったお客様に、どういった価値を提供できるのか」という事を考え始めたことがきっかけで、モノを売るよりコトを売ることにシフトチェンジし、「漏れをなくす」というソリューション提供する方向の事業内容になりました。




理念について



————ありがとうございます。ここまで育成論や事業についてお伺いしたのですが、育成に限らず、会社として大事にされている理念はございますでしょうか。



「三方善しのビジネスを生み出すリーダーを育てる」を理念として掲げております。

良いビジネスを生み出すことを主眼に、それを主体的にリーダーシップをもって進めてくれる人を育てることこそが、当社の目的であり、新しいビジネスを産み、ひいては事業化を輩出していくことこそが社会意義が絶大だと考えています。



————その理念を掲げるに至った経緯や想いがあれば教えてください。



経営者になることで自然に成長すると思いますし、どんなことがあっても他責にすることができません。

経営者はそういう意味で、素晴らしい仕事だと言えます。

経営者になって責任を持つことで「何のために」という想いをしっかり持って、主体的に、自責で働いてほしいという想いがありますね。

そうやって一人一人の想いや会社の想いを次世代の人が受け繋いでいくことで「永続的発展」に繋がっていくと考えています。

変わり続けることが変わらないというか、適者生存の法則で、どんどん変化し続ける、画期的な会社・チームにしたいですね。

今後、今の会社をホールディングス化し、一事業を子会社化していくという計画があります。

それは「経営者を育てる会社にしたい」という代表の想いがあるからです。


▲代表取締役 物部 智人 様


————そういった価値観を持たれるようになるまで、壁に当たったことや苦労されたことなどございますでしょうか?



まさに今が、壁にぶつかりながらも進んでいるような状況です。

理念はしっかりとあっても、まだ経営者を育てるような育成は満足に出来ていないと思っていますし、もうゼロベースで、いろいろとビルドアップ中ですね。

今大阪に事務所があるのですが、今度奈良の生駒市に社屋を移す予定なので、そのタイミングで理念を浸透させるような仕掛け・育成を考案中です。 


例えば営業なら、何かの売り方だけを教えるような育成は、その商品が変わったり、なくなってしまったりしたらすぐに終わってしまいます。

ですが「何のために」これを売るのか、購入した人にどうなって欲しいのか、という想いまで教えて、それを次世代に繋げられたらその想いは永遠に続いていく。

それがまた新しいビジネスにつながっていく。先ほども申し上げたように、それが「永続的発展」の一歩だと思っています。



————理念を体現して成功した事例などございましたら教えてください。



「理念を明確化することによって、ちゃんと理念に共感した人材が集まる」という事が成功事例なのではないかなと思います。

私も昨年、理念に共感して入社しました。

私の前職には、「何かしたいけど、今何をしたらいいのか分からない」というような人が自分も含め多かったのですが、そういった野心のある人が今この会社にも集まってきていると思います。

理念を明確化したことで、同じ想いを持った人を引き寄せる事ができているのでしょうね。


 私自身も、しっかり理念に共感できていて、軸がしっかりしているからこそ、今隣にいる(このインタビューのフロントを担当していただきました)池田をこの会社に誘うことができたというのもあります。

実は池田は前職の部下だったんですよね(笑)。


 私自身、代表に惹かれて、1年ほど紆余曲折あり入社したのですが、今は「これやな!」と思っています(笑)。

自分が働く意味とは何かというところまで、この会社で落とし込むことができました。

それは池田もそうだと思いますし、私としては池田が入社してくれたことも成功体験だと言えます。 


これは将来的な話ですが、このように同じ考えを持った仲間と切磋琢磨して、数年後に経営者同士になって「世の中のどこに価値を見出せるのか」みたいなアツい話ができたら、すごくいい人生だなと思いますし、これ以上ない成功体験ですね。



————同じ想いを持った方と繋がっていけるということがとても素敵ですね。野心のある方が集まってきているとのことですが、会社としては挑戦させる環境があるのでしょうか。



そうですね、社員が「やりたい」と声をあげた際には、その想いを大事にして積極的に挑戦させる環境がありますね。

いい意味でも自由なんだと思います。

とはいえ、まだまだ組織体制が整っていない部分も多いので、そこをしっかり整えることで、社員がより伸び伸びと成長できる環境を提供できるようにしていきたいと考え、取り組んでいるところです。

前職が大手企業だったので、組織構造において学べたことは活かしていきたいですね。



社員の方々について



————社員の方の想いを大事にされて挑戦できる環境があること、とても良い環境ですね。社員の方はどんな方が多いですか?



先ほどもお話ししたように、「何かやりたいけど、まだ何をしたらいいのか見つかっていない」という野心のある人が集まってきていますね。

ですが、それは理念が固まってきたここ1年ぐらいの話です。

長く働いている社員で言うと、事業である「漏れを無くす」ということへの技術にプロ意識を持っている「THE・職人」という方が多いように思います。



————長く働かれている方も最近入社された方も、展開している事業や理念に強い想いを持っていらっしゃると感じたのですが、実際社員の方が自発的に行動してくれて嬉しかったことなどはございますでしょうか。



今新しいビジネスを作り出そうとしているところなので、「こんなビジネスいいんじゃないか」といった意見を積極的に出してくれることはとても嬉しいことですね。

最近で言うと、ある社員から「社内で月に2回ビジネスコンテストをやりたい」という声が上がりました。

そういった、「みんなで上にあがっていこう」という姿勢が見られる事はとても嬉しい事ですし、積極的に取り入れていきたいと思っています。


 また、各項目ごとに3-4人程度の委員会がありまして、その委員会ごとに「こうしたら業務効率上がるよね」という提案をよくしてくれています。

そうやって積極的に提案してくれる事はとてもありがたいですね。



————ありがとうございます。社員の方は、どういったことをやりがいとされているのでしょうか。



共通して言えるのは、社員みんな「お客様や地球を良くしている」というところをやりがいとしていると思いますね。

事業内容自体や、掲げている「三方善しのビジネス」という理念に納得感を持って働いてくれています。




今後のビジョンについて



————最後に、未来のビジョンについてお伺いします。会社として、これからどうなっていきたいと思われていらっしゃいますか?



先ほども触れましたが、会社をホールディングス化して、子会社をたくさん作り、経営者やリーダーがどんどん生まれていくような会社にしていきたいと考えています。

そうすればこそ、自責性の集団で、熱くて、甲子園を目指す高校球児みたいなノリでガムシャラに目標に向かって、汗まみれ・泥まみれになって、みたいな熱狂的な雰囲気をイメージしています。


 また、私個人としては、新卒として入社してくれる子には「成長してほしい」という想いが強いですね。

もちろん、この会社で社長になれるほどのリーダーに育ってくれたら嬉しいですし、そのそれぞれの社長が、地球も喜ぶような三方善しなビジネスで競い合えるなら、一番幸せかな、と思っています。

そのためにも、新卒社員から、しっかり理念や考え方について理解し、肚に落とせるようなサポートをしていきたいです。

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​各種お問い合わせ先※リンクが有効なものに限ります。

株式会社 リークラボ・ジャパン

【人事担当 小西様】

konishi@leaklab-japan.com


【人事担当 池田様】

ikeda@leaklab-japan.com

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