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株式会社 CROSLAN

株式会社 CROSLAN

マーケティング担当

淺倉 沙紀 様

2021年11月 株式会社CROSLAN入社
マーケティング担当就任

 

カイシャの育成論について



————従業員の方の育成だけではなく、お客様を育成することもあると思うのですが、どのようなお取組みをされているのか教えていただけますでしょうか。



当社はスタートアップ企業なので、正直研修という形式でしっかり行っているわけではありません。

ですが、社員一人ひとりに「主体性を持ってもらう」ということをとても大事にしています。

現在もそういった考えに共感している社員が多く、成長の機会が多いことも事実です。

そのため、社員が「チャレンジしたい」と声をあげた際には支援できるような仕組みを会社として整えていますね。



————社員の挑戦を支援できる仕組みはとても素敵ですね。具体的にはどのような支援をされているのでしょうか?



たくさんあるのですが、社員の学びたいという声は積極的に取り入れるようにしています。

例えば、「このマーケの本を読みたい」と言うと会社が購入してくれますし、最近はYoutubeなど動画で学べる環境もあるということで、「このスキルをもっと身につけたいのでこの動画受講していいですか」と相談すると受講させてもらうことができます。

学ぶことが仕事に直結しますし、個人的にもできる仕事の幅が広がります。会社にも社員にも両方にメリットが生まれていると感じます。



————新しい取り組みがたくさんなされているのですね。



そうですね、冒頭でも述べましたが、スタートアップということもあり、育成論というよりは、個人の能力を最大限発揮できるようなバックアップが多く、柔軟性が高いのが当社の特徴だと思います。 


柔軟性でいうと、私は子育てしながら働いているのですが、子供がまだ小さいので熱を出すこともよくあるんですよね。

そんな時は、完全在宅で子供の面倒を見ながらの勤務を許可してくれたり、中抜けして病院に行くことを許可してくれたりするのでとても助かっています。 


子育て以外にも、介護しながら働いている社員もいますね。




代表の方の想いと理念について



————皆様自由な働き方をされていると感じたのですが、その中でも、ただ会社側から自由を与えられているだけではなく、社員の皆様も自発的に会社に還元していこうという意欲が高いのですね。何故ここまで社員に対して寛容なのか、代表の方のお考えがあれば教えてください。



代表としては「誰でもチャレンジできる社会にしたい」という想いがあり、「国境をこえてワクワクする世界の実現」という言葉を会社の理念としても掲げています。


 例えば、国籍や年齢、性別、また子育て中だからという理由などでチャンスを得られないことがないようにしたいという想いです。



————この理念や代表の方の想いに共感して、ジョインされている方が多いですか?



そうですね、そもそも社員は国籍バラバラだったり、海外経験がある方だったりと、いろんなバックグランドを持ってる人が集まっています。

なので、共感している人は多いと思いますね。



————どの会社でも、理念がなかなか浸透しないケースは多いかなと思うのですが、貴社では理念や代表の方の想いを発信する機会はあるのですか?



代表がみんなの前で発信するという定期的な機会はないですね。

ただ、社員個人が「こうしたい!」と声をあげる度に代表へしっかり声が届きますし、代表もまた、その声をしっかり聞いてくれます。

また聞くだけにとどまらず内容を踏まえて意見や考えを伝えてくれますね。

なので、常に代表と対話ができ、意思疎通が図れるという仕組みが出来ていると思います。

代表が支援してくれているから自分たちも頑張ろうという、相乗効果が生まれているように感じますね。



————では、社員の皆様誰もが代表の方と直接お話しする機会が多いのですね。



そうですね、かなり多いと思います。

実際にコミュニケーションを取りやすくしてくれていることは感じていて、直接ではなくても、毎日スラックで連絡を取ることができるので直接考えに触れたり、仕事の進捗もいつでも共有ができるので安心感もあります。



————コミュニケーションを取る機会が多いのは素晴らしいですね。



代表とのコミュニケーションはもちろんですが、社員同士のコミュニケーションも活発です。

当社は大阪やホーチミンにオフィスがあったり、在宅の人がいたり、みんなバラバラの場所で働いてるんです。

なので、会わない分、スラックやZoomなどで連絡を取り合って頻繁にコミュニケーションを取るようにしています。



会社の歴史について



————会社の取り組みや雰囲気がとても伝わりました。このような仕組みが出来上がった会社の歴史について教えていただけますか?



元実習生との出会いを通じて、日本の外国人労働問題に触れたことがはじまりです。 


技能実習は、制度を悪用してしまうようなケースも少なからず存在し、実際にそのような事例が報道されたこともあります。

その結果、あまりいいイメージが定着していない傾向にあります。

実際、技能実習を経験した方たちに直接お話しを聞くこともあるのですが、「よかった」と言う方と、「良くなかった」と言う方がいて、せっかく海外から日本に来て働いているのに、待遇が劣ってしまう現実を目の当たりにもします。


代表自身、国籍だけでチャンスが制限されたり、給与が適切に支給されなかったりという格差社会にショックを受け、このような状況はよくないという問題意識を持ちはじめ、学生時代の卒論は技能実習についての論文を書いたほどだと聞いています。


そこから、エンジニアとして一般企業で働いたのちに、まずはベトナムの通訳・翻訳を事業としてはじめました。

その当時のお客さまから「ベトナムの人材を紹介してほしい」という要望があったことから人材紹介をはじめ、さらに特定技能外国人を受け入れているお客さまから「特定技能の制度が複雑で、書類作成が大変」という課題を聞き、その課題を解決するために「SMILEVISA」というサービスを立ち上げ、今に至ります。



————では、代表の方は学生時代からずっと実現したかったことを形にされてるのですね。



そうですね、留学してからずっと「国籍だけで制限があってほしくない」「誰もが平等にチャレンジする機会を」という想いが一貫してあるのだと思います。


特定技能は技能実習とは違って、日本人と同じ、もしくはそれ以上の待遇を約束するという制度です。

なので、特定技能だと海外からの働き手が守られて、国籍関係なくチャンスを掴んで生活していけるので、支援していきたいと考えています。



会社の魅力について



————理念や歴史の編成の中でも、これからの企業として必要な要素を兼ね備えてると感じたのですが、「他社と違ってここが違う」という所を教えてください。



やはり自由に働けるところですね。 


コアタイムはあるのですが、それ以外の時間は突発的な私用もほとんど対応してくれます。

先程も少しお話ししたのですが、私も子育てしながらなので、突発的に子供を病院に連れて行かなければいけないことがあるのですが、「行ってきていいよ」と柔軟に対応してくれます。


また、キャリアを中断しても戻ってこれるということも魅力的な点ですね。


さらには、もともと正社員だった方から「より自由な働き方がしたい」という要望があり、今はフリーランス契約で働いてもらっている事例もあります。


なので、時間に限らず、本当に自由な働き方ができるというところが他社にはなかなかない魅力かなと思いますね。



————経営をされる上では、社員に自由な働き方をさせるのは大きなリスクもあると思うのですが、何か対策などはされていますか?



たしかに自由だとだらけてしまう方もいるかもしれません。

ですが、なんとなく何もなく働くのではなく、出勤時にはその日のタスク予定、退勤時にはその日にやったタスクと所要時間、また残りのタスクといったことをチャットで全員に対して送信する仕組みを作っています。


そうすることで、「この人何してるんだろう?」ということもなくなり、全員が全員のやっていることを把握することができるので連携も取りやすいですね。

みんなが自分の仕事を全うしているからこそ自由があるのかもしれません。



————仕組みがとてもわかりやすく、かつ効率的に作り上げられているのですね。



そうですね、共有する際は箇条書きでOKなので、レポートを書くのとは違って、社員からしても全然負担がかからず楽ですね。


他にも、めんどくさくならない程度の決まりごとはありますが、基本的には社員みんなの「自由に働きたい」という想いを尊重した仕組みになっていますね。


そうやって会社が尊重してくれるからこそ、社員たちも「自分が働けているのはこの会社のおかげだから還元していきたい」という想いを持って働けていると思います。




社員の方について



————社員の方皆様が「会社のために還元していきたい」という想いを持っていらっしゃるということなのですが、実際どんな方たちが集まっていて、なにをきっかけに入社される場合が多いのですか?



基本的には、海外と繋がりのある方たちが集まっていますね。


社員の一人は、代表と同じようにもともとホーチミンで働いていた方がいて、日本に帰ってくるというタイミングで代表が声をかけて入社してきています。

現在は東京からリモートワークで業務に携わってくれており、 ホーチミン事務所での勤務経験を活かして外国人労働者へのサポートもこなしてくれていますね。

登録支援機関の業務を担当しているので、海外の事情やビザの事情についてとても詳しいです。



​————未経験でも挑戦できる環境があるように思うのですが、置いていかれないためには、やはり自分で行動していくことが大事ですね。



そうですね、自分で学んで行動していくことが大事かなとは思います。

受け身ばかりだと「この会社しんどいな」と感じてしまうかもしれませんね。


なので、自発的に考えて、主体的に新しいことをどんどん取り組んでいくという社員が多いです。



————先程お話いただいた社員の方は代表から声をかけられて入社されたということだったのですが、他の社員の方もそういった経由での入社が多いのでしょうか?



ほとんどがそうです。

私も代表から声をかけていただいて入社しました。

もともと私の妹がホーチミンで働いていたこともあり代表と繋がりがありました。

そして、ちょうど私が出産したタイミングで「一緒に働きませんか」と声をかけていただき、私も海外で働いた経験もあるというのもありますし、子育てをしながらでも働きやすいと感じ入社を決めました。



————スタートアップということでリスクもあるとは思うのですが、それでも入社しようと思われたきっかけなどありますでしょうか?



もともと私は、新卒でもスタートアップに入社して、ずっと新規事業ばかりやってきていたんです。

なので、慣れと言いますか、抵抗はほとんどなかったですね。


やっぱり会社に属するとなると、出社しなければいけなかったり、時間に縛られたりと、家族との時間や自分の体力が犠牲になってしまうと思うんです。

それよりは、私は自分の時間に融通の効くスタートアップ企業で、家族との時間も大切にしながら会社が成長していく中で働きたいと考えています。


▲ホーチミンオフィスのメンバー


代表の川村敦様について



————淺倉様から見て、代表の川村様はどんな方ですか?



飄々としているという印象です。

サービス精神旺盛というタイプではなく、「じゃあこうしてこうやってこうしましょう」といった感じで簡潔にさくさくっと話ができる方だなとは思いますね。

とても合理的に考えていらっしゃるので、内容にも一貫性があります。



————意志決定スピードもとても早そうな方ですね。



そうですね、決断力、行動力は特にすごいと思います。

「こうしたい!」と思った瞬間に動いて、「ダメだったらダメでいいや」「いけそうだったらいっとこう」といった感じのタイプだと思いますね。


だからこそ、社員の意見も即座に受け入れて柔軟に対応してくれるんだと思います。



事業内容について



————改めてですが、貴社の事業の中心となるものを教えてください。



事業はすべて「特定技能外国人」に関わるものになります。

特定技能外国人に関わる、通訳・翻訳、人材紹介、紹介後の支援、特定技能外国人を受け入れた会社へのシステム提供になります。



————システムとは具体的にはどういったものですか?



前提として、特定技能外国人を雇う場合、出入国在留管理庁に申請が必要となります。

その書類の作成がすごく大変なんですね。

その大変な作業を全部クラウドサービスで入力することでPDFで出力できるというシステムになります。



————実際に貴社のサービスを利用されている企業様はどのような業界が多いですか?



介護、外食、製造、建設系ですね。

それらの業界は人手不足が深刻な業界なので、そういった業界に特定技能外国人は多いです。



————海外から働きにいらっしゃる方々は、業界を理解した上で来られる方が多いのですか?



もちろんです。

特定技能になるには試験が必要となるのですが、建設の試験、外食の試験とそれぞれ試験があるのです。

なので、外国人たちがご自身で業界を選んできているという形になります。

また、その分野の技能実習を終えてから、引き続き同じ分野・職種で特定技能として働くこともできます。

外国人の方にとって働く選択肢が広がりました。



————人材紹介の事業では、貴社はどういった形で企業様に人材を紹介しているのですか?



当社はホーチミンにオフィスがありますので、現地でスカウトをして、日本の企業様から「外食で 1名採用したいです」といった要望があれば、ホーチミンのオフィスの方で探してもらって、直接日本の企業さんに繋げるといった形になります。

他にも、日本国内在住者を直接リクルートすることもできます。

また、インドネシア、ミャンマー等の他国とも提携先があるため、要望があってから1ヵ月以内には必ず紹介ができるような仕組みになっています。



————実際特定技能として働かれている方々のフォローもされているとのことですが、どういったフォローに取り組まれているのですか?



簡単に言うと、生活に関する支援全般ですね。

実は、特定技能外国人を雇ったら絶対行わなければいけないことが法律で決まっているんです。

例えば、住居や銀行関係などの生活オリエンテーションをしたり、相談や苦情を受けたものを出入国在留管理庁へ報告したり、といったことが義務になっています。

ですが、特定技能を受け入れた企業さんではノウハウやリソースの問題で行えないことがあるので、そこを当社がサポートしている形になります。



今後のビジョンについて



————様々な形で海外の働き手のサポートをされている貴社の今後が益々楽しみです。最後にCROSLAN様の今後のビジョンについて教えてください。



根本になるのは、「いろんな壁を取り除いて、国境間の移動を自由にして、誰もがやりたいことをできる社会にしていきたい」ということがあります。 


そのために会社としては、2022年にはじめたSMILEVISAというサービスに加え、特定技能外国人と企業が直接マッチングできるスマイルマッチングというサービスを2023年の内に立ち上げる予定です。

現在は、α版が完成しており社内運用を開始しております。 


また、今インドネシアでの特定技能の需要も高まってきているのでインドネシアにも支社を持ちたいと考えています。



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